そして彼は途方に暮れる


気がつくと庭の物置の上でノラ(多分)が昼寝してた。今日ぐらいの天気だと鉄板がちょうどいい温度なんだろう。



しばらくして見ると寝相がよりくだけていた。



さらにちょっとしてから見てみると、起きてウロウロしている。



どうやらどこから下りればいいかわかんなくなったっぽい。



隣の青いとこにジャンプできないか? 無理か。猫って下りるのすっごい苦手だよな。



ウロウロ〜。ウロウロ〜。君は馬鹿か……。



椅子とか持ってこうとして逃げて無理な高さからダイブしたらかえって危ないしな〜。固唾を飲んで見守るうちに柔らかい庭の地面部分に着地した。さいなら〜。