ネコ吉くん盛衰史

6日の写真。
遂にやって来た。
ネコ吉くんの故郷の星から迎えが来る日である。


すやすや寝てる。ゼロ時間が近づいていることも知らないで。


「どれどれ。今日のお前の朝めしの臭いはどんなかニャ?」
「ネコ吉くん、話があるんだけどさ……」


「なんだじゃ?」
やめろよ。そんな目で見るなよ。今日は、今日という日だけは、お前のその無邪気な眼差しが心に突き刺さるんだ。


「今日帰ってもらうから」
「ニャんだってー!」


その瞬間、ネコ吉くんの体がまばゆい光に包まれた!!
ネコ吉くーーん!!!



もしも、あなたのクラスに麻呂眉で縞々の男の子が転校して来たら、それがネコ吉くんなのかもしれません。