友情

ツイッターを始めてからあからさまに更新が途絶えてしまった。何か書かなきゃ。
あの〜、本なんか読まないんだけど、たまに会話とか自己紹介の流れで好きな本を聞かれることがあって、たいていそういうときは無難に「推理小説」と答えておすすめは東野圭吾の何か(そんとき頭に浮かぶやつ)を言ったりしてるんだけど、ごくまれに本気で『友情』(武者小路実篤)と答えることがある。『友情』。だってさ、もてない童貞(たぶん)が(内面で)大騒ぎする読み物なんかサイコーにおもしーじゃん。絶対オススメだよ。最後なんか文字通り大騒ぎするし。爆笑。この話を読むときの注意点は間違っても主人公に感情移入しないこと。あとは、主人公が惚れる女(名前忘れた)の脳内の配役を美人にしすぎないこと。
中盤以降の恋文のやりとりのくだりなんか残酷すぎるだろ童貞にとっては。ホント酷い。タイトルの皮肉もそうだけど、武者小路実篤という文学者は相当に底意地の悪いおっさんだね。あの「仲よき事は美しき哉」って有名な色紙も、「んなわけねーじゃん」ってにやけながら書いてたんじゃないかな〜。