So close,so close,and still so far

hayashida20052010-09-04

トイ・ストーリー3』があまりに面白かったので最近は家族友人知人同僚メールコメント欄メッセージ矢文狼煙手旗信号問わず人という人にすきあらば薦めまくっていた(迷惑な人)んだけど、そのときに勢いで「ピクサーははずれなしだから!」とか太鼓判押しつつ「そういや俺、ピクサーのやつ半分弱ぐらいしか見てねーな」ってことに気づいたので、この際ちゃんと見とこうと一念発起して、夏の未見ピクサー祭りを2週間ぐらい前から開始。ツタヤの夏休みキャンペーン?が嬉しかった。アニメ一本150円也。
以下は簡単な感想と★5段階評価。ちなみに僕の中で『トイ・ストーリー3』は★×5です。


カールじいさんの空飛ぶ家★×4
これね、予告のかけ方が間違ってたと思うんだよ。なんかほんのさわりの、泣かせシーンだけ見せてたじゃんか。ああ、感動の話なのね、フ〜ンみたいに思ってたんだけど、実際は残りの95%が血沸き肉踊る冒険活劇だった。しかも「老人アクション」というある種シバリつきの。僕は断然猫派人間だけど、この映画のドジ犬はかわいかった〜。

レミーのおいしいレストラン』★×3
これもね、話がかなり意外な方向に進んでいくんだけど、「ネズミが髪の毛でレミーを操作する」って設定がちょっと受け入れがたかったかな〜。この現象に関して何の解説も伏線もないし。あと、「CG技術があまりにすごすぎて逆に料理が美味しく見えない現象」を発見した。コースで出てくるようなフランス料理ってだいたいそんな感じだよな。

『ボルト』★×4
断然猫派の僕としては黒猫にいきそうなもんだけど、ハムスターがかわいかった〜。こいついいキャラなんだ。ほとんど何も活躍してないんだけどな。この世界だと恐らくハムスターは(犬猫よりもワンランク)馬鹿なはずなんだろうけど、こいつだけ異常に頭がイイのは、テレビ教育のおかげなんだろうな。それだけにテレビで得た知識でしかものを見てないところがかわうーい。

『カーズ』★×3
言いたいことはわかるし、いいんだけどさ、なんか根本的に「満場の車が車のレース観てる世界」ってのに最後まで違和感を覚えてしまった。もともと車自体に興味がまるで無いし。ともあれ『カーズ2』の前に見れて良かったです。

ファインディング・ニモ★×4
「どーせ面白いんだろ!」*1って感じで今まで敬遠というか、なんとなくあえて観る機会を逃してたんだけど、どーせ面白いんだこれが! スクリーンで観なかったことが悔やまれる。

バグズ・ライフ★×3
ピクサー版『七人の侍』というか。最初期の作品だけあって、やはりCG技術のつたなさが目につく。これを今の技術でリメイクして観たいな〜。




……という感じで。その流れで借りてきた以下の作品も簡単に。

『カンフーパンダ』★×4
これはnotピクサーのCGアニメ。脚本が本当に良く出来ているし、それを支える技術も、演出も高レベル。特にキャラクターの目の演技、「間」の取り方が秀逸。タイ・ラン脱獄シーンは激燃え! はやく2観て〜よ。

魔法にかけられて★×5
アニメ+実写映画。公開されたときは気になりつつも忘れてたんだけど、クソおもしれーよコレ! オススメ! 思わずDVD買って4,5回観ちまったい。ディズニー的なミュージカル、世界観を自ら徹底的に揶揄する展開*2にニヤニヤしつつも、観終えた感想はまぎれもなくディズニー! え? 魔法にかけられたのは……俺? みたいな。ジゼル姫萌え〜。改めて映画サイトに感想を書く予定。


いやはや。これだけピクサー見続けるとすごく心が綺麗になった気がするな。デトックスデトックス。他には月に囚われた男(★×4)が面白かった。閉鎖空間プラス記憶喪失モノというモロ好みのジャンルで、そういうの好きな人は是非。


オマケ:『魔法にかけられて』で隠れミッキー発見!

*1:ピクサー作品全体に当てはまる先入観

*2:結構ブラック