覆麺

神保町に変なラーメン屋が出来たらしい。ほうほう。



靖国通りUFJ銀行の裏手に、その店はあった。相当近づいても何の店なのかサッパリわからない。



店の名は覆麺という。すっごいなこの暖簾。



壁の不思議なオブジェ。何から何まで高校の文化祭風というか……。不安感がこみあげる。



カウンターを前にした厨房では白覆面と黒覆面が忙しく立ち働く。白覆面に写真の許可を請うと快く応じてくれた。巨大なずん胴には変色した林檎のようなものがプカプカと浮かぶ。



チャーシュー覆麺が黒覆面によって手渡される。「アンガーラ!」。黒覆面は日本語がよくわからない……という設定*1らしい。変なイントネーションで「コレまぜる前にスコ〜シ食べるとオイシイよ」。先ほど目の前で炒った焦がし葱のことらしい。言われるまま口に運ぶと、なるほど香ばしさが口いっぱいに広がった。ラーメンは意外にまとも。しょっぱめの醤油ラーメンにかき揚をふやかしたものを食べてるような印象。チャーシューは箸でつまむとほぐれるぐらいの柔らかさ。うん。いいねいいね。店頭の断り書きの通りかなりの量だったけど完食できた。入れ替わりに3人の来店が。「アンガーラアンガーラアンガーラ!」。人数分叫んでる? 言葉の意味はよくわからんが兎に角すごい自信だ。このお店、他のブログの記事によるとサラダ油その他を買出しに覆面のまま出かけるらしいんだけど至近距離にUFJがあるだけにちょっと心配だ。
次はスープなしの油覆麺に挑戦してみたい。

*1:先客のラーメン通みたいなおじさんと食後に普通の日本語で世間話してた。