おまえの拍手だけ聞こえない

この前観た『告白』の点数(★3つ)についてちょっと言及というか言い訳をしておきますと。
僕の中でああいう「学園モノ」のスタンダードには、もちろん金八〜新八〜貫八〜仙八なんかがあって、その上で本当に衝撃を受けたドラマが3つ存在してて、それは『うちの子にかぎって』(先生:田村正和)、『学問ノススメ』(先生:ビートたけし)、アリよさらば(先生:矢沢永吉)。
これらから当時リアルタイムに受けた面白さ、衝撃*1をどうしても念頭に置いて観るもんだから、たいていのはその亜流*2というか、かすんで見えてしまうんじゃよ〜。
この3つのドラマの教師像における共通点としては、やっぱり「とりあえず一話完結だけど、根本的に生徒の問題を解決できてない。観る者に安易にカタルシスを与えない突き放した態度」がある。切ないわ〜。あとは「ファッションで無理やり個性を演出してない」ってことか? 矢沢永吉なんかフッツーのしょぼくれた理科教師って感じの白衣だったし。

*1:理想としては、もうちょっと後の『あすなろ白書』だの『東京ラブストーリー』だの見てスクスク育ちたかったわ……。ああいうバブリーな時代に恋愛できる女に生まれたかった。そんでイケメンと遊んで金持ちにふられて奴隷と結婚するのさ。

*2:今度のもこみちのだって、絶対どれかに当てはまると思うんだよな〜